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目指せ!シナリオライター

目指せ!シナリオライター

100メートル先の勘違い?

 登場人物

飛田 翔 (18)高校三年陸上部員

三上 勉 (18)陸上部主将、中学時代全国準優勝

多田 ラン(18)翔の初恋の幼馴染

松沼 満 (18)翔のライバル

古賀       陸上部監督  


あらすじ

翔は、栖鳳高校に入っても苛められている。

勉が、翔の財布を抜き取り逃げていく。

翔は、必死で財布を取り返そうと勉を追いかけていく。

勉は、一瞬ひるむが、スピードをあげ走っていく。

翔は、歯をくいしばり遠く100メートル先の遠い勉の背中一点を見つめている。

勉を捉え勉の肩を掴み右手から財布を抜き取る。

普段、やられっぱなしの翔をみて他の生徒たちは、とっさの出来事に呆気にと

られている。陸上部顧問の物理教諭の古賀は、翔の瞬発力に目を奪われる。

翔は、財布の中から、幼馴染のランの写真を取り出す。

翔は、古賀に陸上部への入部を勧められる。陸上部は、人数不足のために次の

大会の出場が危ぶまれ廃部の危機を迎えている。

翔は、戸惑うが次の大会までの約束で古賀に強引に入部させられてしまう。

主将の勉は、大勢の前で恥をかかされたことで翔を良く思っていない。

古賀は、翔の練習につきっきりになっている。

勉は、古賀の目を盗んでは翔に嫌がらせをしたり、使いっ走りにしてる。

その様子をしった古賀は、翔と勉を競争させる事を計画する。

翔は、入部してから、練習時間以外にも早朝から夜遅くまで練習を繰り返す。

一方、翔は、廃部への諦めから練習はたるんでいる。

三ヵ月後、翔と勉がスタートラインに立つ。 

ピストルがなる。翔が、スタートから大きく勉を突き放す。ターボエンジンを

ふかすかのような勢いでゴールする。

勉は、翌日から、まじめに練習するようになりかつての自分の走りを取り戻し

ていく。翔をけなすことをやめ共に練習に励むようになる。

翔は、勉に勝ったことから部の代表として台東区大会に出場することになる。

初出場ながら、勝ち進み、都大会への出場を決める。

都大会では、優勝候補の駒田高校の満に惨敗してしまう。

駒田高校の応援席にランの姿を見つける。

翔は、自分の事に気付いてもらえない悔しさと惨敗にショックを受ける。

大会終了後、古賀は、翔に約束だから辞めてもいいと伝える。

しかし、翔は、負けたままでは終われないと陸上を続けること決める。

後日、松沼がインターハイ優勝になった新聞記事を見つける。

その写真には、松沼を取り囲む女子高生の中に、ランの姿がある。

松沼は、勉が中学時代一度も勝てなかった相手である。

翔は、ランを振り向かせる事、勉は、松沼の鼻を明かす事を胸に猛練習を

始める。

古賀は、二人の足りないところをアドバイスし、二人の練習を見守っている。

松沼の自己ベストは10秒9。

翔は、松沼の記録を破れないでいる。

松沼は、一人で練習をする翔を訪ねる。松沼は、ランと遊びで付き合っている

ことを話す。

翔は、応援席のランの顔が寂しい目をしていたように思えてくる。

翔は、松沼に殴りかかろうとする。

古賀が、翔のパンチが松沼の左頬を捉える寸前、止めにはいる。

古賀は、翔を、実力で松沼を負かそうと諭す。

翔の肩は、強く震えている。

松沼は、基礎練習に力を入れており、日々休まず練習している。

一方、翔は、練習中に足首を痛めてしまう。

シップを巻きながら、足の痛みに耐えながら軽めの練習に励む。寮では、イラ

イラさからゴミ箱を蹴り飛ばす。

翔は、勉に精神的に励まされながら、松沼のビデオを見ながら技術的なことも

教わっている。

大会当日、決勝戦、翔と松沼はスタートラインに立つ。応援席には、ランの姿

がある。ランの目は、翔をみている。ピストルがなり、松沼が先頭を行く。

翔は、ランが自分の名前を呼んでいるように聞こえている。

翔のスピードが加速する。二人、ほぼ同着でゴールする。写真判定の結果、胸

の差で翔が勝った。ランの目が悲しい目で翔を見つめている。

                     終わり









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